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メンズノンノ10月号特別付録 東京グール1話リメイク版 #001-2【悲劇】確定ネタバレ※あとがき付き

      2016/09/21

メンズノンノ10月号の特別付録 東京喰種リメイク版#001-2話”悲劇”の確定ネタバレ情報を配信しています。

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※ネタバレ最後に作者の石田スイ先生のあとがきも更新済み!

 

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この小冊子は、
週間ジャンプ2011年41号に掲載された
『東京喰種トーキョーグール』#001[悲劇]を
全項新たに描き下ろし、収録したものです。

 

トーキョーグール メンズノンノ10月号特別付録 リメイク版1話 #001-2話 最新ネタバレ『悲劇』

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東京には或るひとつの絶望が潜む

ナレーション:
”食物連鎖の頂点”―――――「人間」

「が・・・」

「あ・・・」

ナレーション:
その「人間」たちを
「食料」とする者たちが存在する・・・

「ぐ・・・」

何者かが人間を食らっている描写

ナレーション:
「赤い瞳」を持つ
人ならざる怪物・・・

リゼ
「ハァ・・・
・・・おいし♡」

ナレーション:
ヒトの肉を喰らう彼らを
人々はこう呼ぶ

―――――「喰種」と。

 

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東京喰種(トーキョーグール)

運命が寄生した、此の怪人には”憂鬱”が似合う。

[悲劇]#001-2 石田スイ

 

東京20区

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テレビ中継

アナウンサー
「―――――28日
タカダビルで発見された遺体を検死した結果
犯行は”喰種”によるものと断定されました

グール対策局〔CCG〕の発表によると
20区周辺で起きている一連の捕食事件は
”単一の喰種”によるものとみて
捜査体制を整えているとのことです
ここで専門家である小倉久志先生にお話を伺いたいと思います」

小倉
「はいこんにちは」

 

そのニュースをあんていくで見ていたカネキとヒデ

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ヒデ
「お
出た
うさん臭いおっさん

おっかねーなあ・・・
タカダビルって結構近いぜ・・・

お前なんかソッコーで喰われちまうだろうな
カネキ」

カネキ
「ええ・・・?
なんでだよ・・・」

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金木 研(カネキケン)18歳
上井大学 文学部一年生

 

ヒデ
「部屋でずーっと本ばっか読んでるモヤシ男・・・
喰われたらイチコロよ」

カネキ
「部屋にずーっといるから襲われないよ
・・・知らないけど

ヒデもたまには家でゆっくり本読みなよ
貸すよ」

ヒデ
「無理無理!
5秒で寝るわ」

カネキ
「・・・というか
イマイチ実感ないんだよね
”喰種”なんて本当にいるのかな」

ヒデ
「いるからニュースになってんだろ・・・そりゃ
”ヒトとおんなじ姿”で”ヒトのように生活する”
んで”ヒトを喰う”
それが”喰種”だろ?
・・・ってさっきのTVのおっさんが言ってた」

カネキ
「ヒトと同じ姿で
ヒトのように・・・か」

そのカネキの背景にはあんていくの客と芳村店長、トーカが描かれている

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ヒデ
「つうか・・・
いい加減気付けよ
カネキよぉ」

カネキ
「?」

ヒデ
「一番身近にいる”喰種”にさ」

ニヤリとしているヒデを見て息を呑むカネキ

カネキ
「・・・・・・
ヒデ・・・」

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カネキ
「バカなこと言ってないで注文・・・
店員さん困ってるだろ・・・」

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トーカ
「・・・・・・」

ヒデ
「オオ」

カネキ
「なに?
・・・・・・

”ヒデが喰種”ってこと?
いったい何年一緒にいると思ってんだよ・・・」

ヒデ
「わかってねーなあ
俺の真の姿は・・・

・・・っと注文、注文・・・
あ~~~カプチーノ!
お前は?」

カネキ
「えっと・・・
アイスココア・・・」

唐突に店員のトーカに話しかけるヒデ

ヒデ
「あのっ・・・
お名前はなんと・・・?」

トーカ
「霧嶋・・・」

キリッとした表情でさらに突っ込んだ質問をするヒデ

ヒデ
「下は?」

トーカ
「トーカですけど・・・」

カネキ
「? ?」

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ヒデ
「トーカさん!
恋人はいらっしゃいますか!?」

ガシッとトーカの両手を握って距離を詰めるヒデ

タジタジのトーカ

トーカ
「え・・・
えっと・・・」

ヒデ
「恋人はいらっしゃいます?
あ、俺、永近ヒデヨシって言います!」

トーカ
「い・・・
いません・・・!!」

そう言いながら逃げるように走り去って行くトーカ

ヒデ
「アッ!」

カネキ
「ヒデッ!?
何やってんだよ・・・ッ!!?
頭バグってんの!?」

そう問うカネキに目を閉じながら得意げに答えるヒデ

ヒデ
「・・・・・・・・・
カネキ
オレには全てお見通しだぜ・・・
今日の”本題”!
あの子だろ・・・

お前の”一目惚れした女の子”!
わかるぜ・・・
あんだけ可愛けりゃ」

背景には困った表情を浮かべているトーカ

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ヒデ
「だからこうやって先手打って聞いてやったんだろうがっ
やさしー?」

腕組みしながら偉そうなヒデと肩を落としてうつむいているカネキ

カネキ
「ヒデ・・・
あの子じゃないよ」

ヒデ
「およ」

カネキ
「たしかに可愛いけど
僕が言ってるのは・・・
!」

その時、タイミングよくリゼがあんていくの店内に入ってくる

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カネキとヒデが座るテーブルの横を颯爽と通り過ぎていくリゼ

カネキ
「・・・・・・」

ヒデ
「・・・」

カネキがリゼに想いを寄せているのを悟った様子のヒデ

ヒデ
「・・・・・・・・・
なるほどな・・・

うんうん
・・・・・・」

カネキの肩にポンと手を置くヒデ

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ヒデ
「よしカネキ!
あきらめろ
そんなことよりうんこの話しようぜ」

カネキ
「ええっ!?
い・・・一緒に作戦立ててやるって言ってたじゃん!!
ヒデ 僕を見捨てるのか・・・!!」

ヒデ
「いいかカネキ
作戦ってのは成功する見込みがあるときに
計画するもので・・・
ありゃ~眼鏡とったら化けるぞ・・・」

カネキ
「み・・・
見込みならある・・・!!
・・・・・・

かもしれないっ
まだ数回しか会ったことないけど
彼女は僕と目が合うと・・・
やさしく微笑んでくれるんだ・・・
ひょっとしたら向こうも僕のことを・・・」

カネキの話を遮るヒデ

ヒデ
「カネキ
それはお前が見すぎてんだよ・・・
そして気持ち悪くておもわず笑っちゃってんだよ」

カネキ
「わかってるよ・・・
僕が気持ち悪いのも
・・・釣り合わないのも

・・・でも
もう・・・
見てるだけで幸せなんだ」

ヒデ
「・・・・・・
別に止めないけどよ
女の子は見た目で選ぶもんじゃねーし・・・
しっかり見定めて決めろな?
そんときは応援すっからさ

バイトの時間だから先に行くわ
またな」

カネキ
「ヒデ・・・」

ヒデ
「トーカさん
また来ます!」

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トーカ
「・・・」

ヒデを全く相手にするそぶりなく、無言で会釈しているトーカ

カネキ
(自分はがっつり見た目で選んでるじゃないか
ヒデには言い忘れたけど
僕は見た目だけで惹かれたわけじゃない

彼女と僕は読書の趣味が似てるんだ
横山秀夫から平山夢明
森鴎外なんてときもあった

彼女と・・・
おなじテーブルで好きな本について語り合えたら
どんなに幸せなことだろうか・・・
その時は絶対に紹介したい一冊がある・・・)

その一冊を手にしながら思いつめた表情のカネキ

カネキ
「・・・」

(僕がもっとも敬愛する作家―――――
高槻泉の”黒山羊のタマゴ・・・・・・―――――)

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ふとリゼと目が合うカネキ

カネキ
「・・・・・・・・・
あっ・・・」

リゼ
「―――――・・・
あ・・・
・・・・・・」

嬉しそうに瞳を輝かせながらはにかんだ表情を浮かべるカネキ

カネキ
「・・・」

それに対し、恥ずかしそうに照れ笑いを浮かべている表情のリゼが、小さくカネキに会釈する

その様子を冷めた表情で眺めているトーカ
そしてその隣には無表情の芳村店長

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”後日”

リゼとデートすることになったことをヒデに報告しているカネキ

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ヒデ
「―――――んで、
その子と一緒に出掛けると・・・」

カネキ
「”神代利世”」

ヒデ
「あん?」

カネキ
「彼女の名前だよ・・・
なんてステキな響きなんだろう・・・」

ヒデ
「ほう」

カネキ
「なんて呼べばいいのかな・・・
神代さん?」

ヒデ
「さあ
・・・そこは名前で呼んだ方が
距離が縮まんじゃねーの?」

頭を抱えて恥ずかしそうにしているカネキ

カネキ
「いやっ
それは僕には
ハードル高い・・・

そうだそもそも!
僕 女の子とデートなんて
したことない・・・!

なっ・・・なに着たらいい!?
僕 服持ってないよ!?」

頬杖をつき、興味なさそうに遠い目をしているヒデ

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ヒデ
「水着が良いと思う」

カネキ
「良くないよ!」

ヒデ
(浮かれてんなァ・・・)

「・・・服もいいけどさ
カネキ
どこ行くか考えたのか?
水着 着て」

カネキ
「着ないよ
そ・・・それだけは決まってる!!」

 

”デート当日”

書店の本棚の前で楽しそうに会話しているカネキとリゼの描写

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本屋に行ったあと、飲食店でサンドイッチを食べながら会話しているカネキとリゼ

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カネキ
「・・・高槻さんの”拝啓カフカ”
手紙の書き方の正体
気付いた時はゾワッとしましたね」

リゼ
「ああ!すごくわかります・・・!」

カネキ
「リゼさんの一番のオススメってなんですか?」

リゼ
「あっ 私ですか?
なんでしょう・・・

”インダストリアル”みたいな密室の騙し合いも好きだし
”落とし箱”の怖い中にも父親を求めて
しまう悲しさも綺麗で・・・

でも・・・
いまの一番は”黒山羊の卵”です」

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リゼ
「殺人鬼の母親”黒山羊”と
その息子の業みたいな部分に共感してしまうというか・・・
血とか、環境に抗えないんだなってすごく考えてしまって・・・

高槻さんのインタビューによると
”谷の時期”を乗り越えて
この第七作を執筆されたそうですね」

ずいっとカネキの方に身を乗り出しながら語るリゼ
その時、思わずリゼの胸の谷間に目をやるカネキ

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カネキ
「・・・」

(谷の・・・)

リゼ
「?カネキさん?」

あたふたしながら話題をすり替えるカネキ

カネキ
「あ・・・
あっ いえ・・・あ・・・
食べないのかなーって
サンドイッチ・・・」

リゼ
「あっ ちょっとおなかいっぱいで・・・
よければどうぞ」

 

”夕方”

帰り道、歩道橋の上で会話しているカネキとリゼ

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リゼ
「・・・今日はとっても楽しかったです」

カネキ
「ぼ・・・僕も・・・です・・・
すごく楽しかった」

(今日が終わったらもう・・・)

「あのっ」

リゼ
「?」

カネキ
「よ 良かったら
またどこか行きませんか?」

リゼ
「・・・!」

カネキ
「まだまだ本の話・・・
それ以外の話もしてみたい・・・です」

無言で驚いているような表情を浮かべているリゼ

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カネキ
「・・・・・・
あ・・・あの・・・
迷惑だったら・・・(汗」

リゼ
「いっ、いえ・・・
私・・・暗いから・・・・・・
今日も本当はずっと不安で・・・
・・・・・・・・・

だから・・・
カネキさんさえよければ・・・
・・・また」

そのふたりのやり取りを歩道橋の下から眺めているトーカ

トーカ
「・・・・・・・・・」

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友達
「トーカちゃん
どうしたの?」

トーカ
「ううん
なんでもない」

 

”日没前”

辺りが暗くなっていく描写

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リゼ
「―――――カネキさん
本当にありがとうございました」

カネキ
「じゃあ僕こっちなので」

リゼ
「・・・・・・・・・
あ・・・・・・」

カネキ
「・・・・・・?」

リゼ
「もう少し・・・
お話できませんか?・・・」

カネキの袖口を掴んでカネキを引き止めるリゼ

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”夜”

日が沈み、リゼを家まで送っているカネキ

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リゼ
「・・・・・・・・・
カネキさんが
本を好きになったキッカケってなんだったんですか?」

カネキ
「・・・
なんだろう・・・

僕・・・母子家庭で
父さんを早くに亡くして・・・
母は遅くまで働いてたから
家に一人の時間が多かったんです

父さんの部屋に行くと
たくさんの本が残っていて
付箋があったり
赤線がひいてあったり・・・
さびしかったのもあったと思うけど・・・

本を通して
父親がどんな人だったのか・・・
知りたかったのかな」

リゼ
「いまはお母様と?」

カネキ
「いえ・・・
母も亡くなって
一人暮らしです

一応 伯母さん一家の養子になっているんですけど
伯母さんの家は
・・・居場所がないというか・・・

ってすみません
なんだか暗くなってしまって・・・・・・」

リゼ
「いいえ・・・!
私も家が複雑で
こう見えて親に反発することも多くて

・・・ウフフ
家出しちゃったこともあるんですよ」

カネキ
「えっ・・・
リゼさんが?
意外です」

リゼ
「だから・・・
カネキさんの気持ち
わかる気がするんです」

カネキ
「・・・・・・
・・・・・・」

リゼ
「カネキさん・・・
私」

歩くのを止め、ゆっくりとメガネを外すリゼ

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リゼ
「もっと知りたいです」

カネキ
「え?・・・」

カネキの肩にス・・・っと手を置き、カネキに近づくリゼ

ビクッとするカネキ

カネキ
「!!」

リゼ
「あなたのこと・・・」

心臓が破裂しそうなくらい胸が高鳴っているカネキ

ドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッ
ドッドッドッドッドッドッドッドッドッドッ

リゼ
「あなたの―――――」

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リゼ
「味」

カネキ
「へ?」

リゼに首元をかじられ、その場に尻もちをつくカネキ

シュルっと自身の髪をほどいていくリゼ

リゼ
「・・・
ごめんなさい
カネキさん」

状況を把握できないカネキ

カネキ
(なんだ?なんだ?)

リゼ
「私 気付いてたの・・・
あなたがお店で私のこと
ずーっと見てたこと・・・」

カネキ
「噛まれ・・・
え・・・??」

リゼ
「だから私もずーっと見てた
美味しそうって!!!」

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ドクン

カネキ
(目が・・・赤・・・)

カネキに近づいていくリゼ

リゼ
「カネキさァん・・・
ウフフ
すてきな表情ね
もっと見せてェ?」

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背中から巨大な赫子を出すリゼ

カネキ
「うわああああああああああッッッ」

慌てふためきながら全力で逃走するカネキ

カネキ
(・・・なんだあれ
なんだあれ
なんだあれ
なんだあれ・・・)

「ひっ・・・
ひっ・・・
はっ はっ」

(”ヒトとおんなじ姿”で
”ヒトのように生活する”)

「くっ・・・
にっ 逃げないと・・・ッ」

(・・・んで”ヒトを喰う”
それが・・・
”喰種”だろ?)

足元をリゼの赫子ですくわれ、つまづくカネキ

その様子をクスクスと笑いながら見ているリゼ

カネキ
「!!」

リゼ
「やーん
足速い・・・♥
私のことエロい目で見てたクセに
ウフフ」

カネキ
「うううッ」

再び全力で逃走するカネキ

カネキ
「ハッ ハッ
ハッ ハッ」

(なんとか 大通りにっ)

「!!」

工事現場に足を踏み入れ、逃げ場を失うカネキ

カネキ
「!?」

カネキの足元に赫子を螺旋状に絡ませて吊し上げるリゼ

カネキ
「う わわ わ
わあああ」

捕まえたカネキを一気に自分の元へと引き寄せるリゼ

リゼ
「はいつかまえた♡」

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カネキの鼻先をツンと突いて優しく微笑んでいるリゼ

リゼ
「カネキさん
私ねえ”黒山羊の卵”で
とーっても好きなシーンがあるんです・・・
殺人鬼の母親がァ・・・
逃げ惑う男の臓物ぜーんぶ
引き出しちゃうところ!」

ジタバタもがいているカネキ

カネキ
「や・・・だ・・・
やめろっ・・・」

リゼ
「ウフ」

カネキ
「はなして・・・」

リゼ
「私 あの部分
何ッッ回読んでも・・・
ゾクゾクしちゃうの」

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カネキの腹部を赫子で貫くリゼ
血を吐き、周囲に血が飛び散っているカネキ

カネキ
「ギャアアアアアアア」

リゼ
「あはははははは!!!!」

カネキ
「んあ」

リゼ
「やだやだ
やばいやばい
カネキさん
すっごくかわいい」

カネキ
「あっ」

リゼ
「やだすぐ
殺しちゃいそう!」

カネキ
「あああああっ
ううううう
がああああああッッッッ!!!!」

リゼ
「もっと頂戴!
もっともっと
もっともっと!!!!!」

カネキを工事現場のアルミゲートに強く叩きつけるリゼ

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カネキ
「あべ
ええ」

ドォン!!!という大きな音と共に、地面に倒れて動かなくなるカネキ

リゼ
「・・・・・・あら?
死んじゃった?」

気を失っているカネキに近づいていくリゼ

リゼ
「家でゆっくり・・・と思ったけど
駄目ね私
繊細なのって難しいわ」

そのリゼの上空では、鉄骨のH鋼がグラグラと揺れていた

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旧多(宗太)
「・・・」

リゼ
「外でしちゃうのも
そそるわね・・・
ウフフフー」

その時、上空の鉄骨を支えているワイヤーがプツンと切れ、H鋼がリゼをめがけて落下していく
直撃間近で鉄骨が落ちてきていることにようやく気づくリゼ

リゼ
「あら」

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次の瞬間、リゼにH鋼が直撃

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血を吐きながら鉄骨が落ちてきた方向を見上げているリゼ

リゼ
「アが・・・・・・
なんで・・・
あ・・・・・・
・・・たっ・・・
が・・・」

白目をむいて気絶するリゼ

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通行人
「・・・・・・おい・・・
だれか!
人が倒れてるぞ!!
救急車!
急げ・・・―――――」

 

”病院”

担架に乗せられて病院に搬送されているカネキ

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嘉納
「腹部の損傷が激しい・・・!!」

カネキ
(僕はどこにいるんだ・・・)

嘉納
「臓器の移植が必要だ・・・!!」

医療スタッフ
「しかし提供できる臓器がありませんッ・・・」

嘉納
「”この子”のものをつかう・・・」

医療スタッフ
「!?先生・・・!?
そんなこと・・・」

嘉納
「遺族に同意をとる時間はない!
すべての責任は私がとる・・・
彼女の臓器を彼に・・・!!」

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カネキナレーション
「僕は・・・
小説の主人公でもなんでもない・・・
どこにでもいる平凡な読書好きの大学生だ
だけど
もし仮に僕を主役にひとつ
物語を書くとすれば・・・」

 

病室で気を失っているカネキの描写

カネキナレーション
「それはきっと・・・」

 

意識を取り戻すカネキ

カネキナレーション
「”悲劇”だ」

開いたカネキの左目は真っ赤に染まり血走っていた

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東京喰種トーキョーグール【悲劇】#001-2 あとがき

2011年の9月に始まった「東京喰種」の連載。

実作業はその夏にやっていたので、
2016年8月現在、ちょうど5年前のものを、
ふたたび描いていることになります。

当初は、
リゼがどう頑張ってもブスにしか描けなくて大変でした。

それと「zakki」というイラストの中で、
「第一話の見開きカラーのカネキは一番よく描けた」
というようなコメントを残していましたが、
そちらのカラーも久々に見てみたら、
全然ブサイクで慌てました。

現在はスタッフも揃い、
5年前にくらべれば自分も力がついて、
リゼも多少はブスではなくなったのではないでしょうか。
もしそうであればうれしいです。

このリメイク版で
はじめて東京喰種を読んで興味をお持ちになった方は、
単行本一巻を手にとって、
見比べてみていただけると楽しいかもしれません。

2016.8.15 石田スイ

 

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東京喰種:re
トーキョーグール TOKYO GHOUL:re
週刊ヤングジャンプにて絶賛連載中!

 

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~東京グールre メンズノンノ10月号特別付録 リメイク版 完

 - 東京喰種:re