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暁のヨナ 番外編ネタバレ『ゆく年くる年』

   

今回の暁のヨナは番外編でした♪
どうぞお楽しみください♪

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ゆく年くる年 (花とゆめ 2017年3号掲載)

〜これは2年前・・・
まだ緋龍城にて
四龍達にも出会っておらず
ヨナが小さな幸せを守っていた頃のお話〜

”年末”〜風の部族領にて〜

風の部族の仲間たち
「えっ、ハクさまが!?」

「帰ってくる!?」

皆の顔がヘンデを先頭にキラキラ輝く
吉報をもたらしたのは、まだあどけない表情のテウ

テウ
「長老が言ってた
年跨ぎイル陛下からお休みもらったって」

風の部族の仲間たち
「やったああっ」

テウ
「俺ハク様に手合わせしてもらうんだ」

ヘンデ
「テウの手合わせ
3秒で終わるから
その後皆で枕投げしよーぜ」

仲間たち
「イエーーッ!!」


テウ
「今なんつったヘンデ」

ヘンデ
「別にテウが負けるなんて言ってないじゃんー」

幼いテヨンにも問いかける仲間達

風の部族の仲間たち
「テヨンはハク様と何がしたい?」

テヨン
「兄ちゃ?おふろはいりたい」

風の部族の仲間たち
「・・・」

「俺も入りたい!!」
「俺も!!」
「俺も!俺も!!」

「俺も入る!!」

「ワシも!!」

”一方、緋龍城”

年越しについて話をしている
ヨナ、ハク、スウォン

ヨナ
「へぇ、風の部族の年明けは賑やかなのね」

ハク
「そう、みんなで
じっちゃんの屋敷に集まって
食うわ飲むわ歌うわ踊るわ
お祭り騒ぎ」

スウォン
「いいなあ
行ってみたいです」

スウォンはうらやましがる

それを見て、嬉々と問いかけるハク

ハク
「一緒に来ます?
スウォン様ならじっちゃん大歓迎ですよ」

スウォン
「むむむ、すごく魅力的ですが~~っ
年明けは親族の方々へのご挨拶があって・・・」

ハク
「ですよね」

ヨナに年末の挨拶を告げ
ハクとスウォンは緋龍城を出る

しかし部屋を出る際
ヨナの表情が一瞬暗くなったことを
見逃さなかったハク

ハク
「何か姫さん、最後無口になってましたよね」

スウォン
「そうですか?」

共に城下町を歩くスウォンとハク

その時ふと後ろから
声をかけられるスウォンとハク

ミンス
「ハク将軍、スウォン様」

ハク
「よぉ、ミンス」

スウォン
「では私はこれで・・・
良いお年を」

挨拶をし
そのままスウォンは実家へと戻っていく

ミンス
「ハク将軍は今からお帰りですか?」

ハク
「まあな、お前は?」

ミンス
「私はイル陛下のお手伝いを」

ハク
「年籠り?」

ミンス
「年跨ぎ、陛下は緋龍王の廟に籠られて、
国の安寧と五穀豊穣を祈願されるのです」

ハク
「・・・イル陛下は
姫さんと過ごさないんだな」

ミンス
「はい・・・この時期陛下はお忙しく、
女官も用がないと姫様のお部屋には寄り付きません
年明けて新年の宴が開かれるまで
姫様はいつもお独りなのです」

 

”ヨナの部屋”

自室で、ヨナは窓から遠くの空を眺めていた

ヨナは暗い表情でふと部屋に視線を戻す
するとそこにはハクの姿が

ヨナ
「きゃっ、えっ、ハク!?
もう年明けた?」

ハク
「んなわけないでしょ」

ヨナ
「どうしたの?何か忘れ物?」

ハク
「いや、どうせ年明けの宴には出るんだし、
いちいち帰るのも面倒だなって思って、帰るのやめた

スウォン様は帰ったし
ミンスはイル陛下のとこだし
話できるの姫さんぐらいなんで・・・

ここに居てもいいですか?」

表情がパッと明るくなるヨナ

ヨナ
「いっ、いいわよ
仕方ないわね。」

ヨナの喜びようが
手に取るようにわかるハク

ヨナ
「ここは寒いから、こっちいらっしゃい
ここに座って、これを着て
寒くない?」

ハク
「平気です
つか、これ姫さんの着物でしょ」

ヨナ
「お腹すいてない?
何か持ってきてもらおうか・・・
あっでもみんな今日くらいはお休みしたいよね」

ハクはヨナのそわそわした様子に
ふっと笑みをこぼす

ハク
(はりきってる・・・)

ハク
「大丈夫ですよ
城下町で買ってきた揚げ団子があります」

ヨナ
「揚げ団子っ!?」

ハク
「こんなもん、姫さんに食わせたのが
ばれたらクビですけどね」

ヨナ
「この秘密はお墓までもっていくわ
あったかい美味しい~」

ハク
「城下町はすごい賑わいでしたよ
風の部族にも負けねぇくらい」

ヨナ
「・・・ムンドク達は待ってるわよねハクを
ハクも里帰り楽しみにしてたものね」

ハク
「・・・あいつらは俺がいなくても
好きにやってますよ」

 

ヨナ
「ありがと・・・ハク」

ハク
(たまに城では・・・
姫さんを木偶とか
我儘だとか陰口をたたく奴がいるけれど・・・
ぶん殴ってやりたい
姫さんはそんなんじゃねぇって
言ってやりたい

いつか身分とか立場とか関係なしに
姫さんの事をわかってくれる奴が
現れたらいい

俺はそいつと友人になりたい)

ナレーション
”ハクたちはこの2年後に大切な仲間たちに出会うとは
この時はまだ知る由もない”

”ユンの村”〜ユン〜

ユン
「助かったわ薬売りさん
年終わりは商団がこないから

薬売り
「これ餅米
家族で食べて」

ユン
「ありがとう
よいお年を」

 

”白龍の里”〜キジャ〜

白龍の里が盛大に年跨ぎを祝う

婆や
「白龍様、今年も白く尊き御力のもと、
里はつつがなく

来年も我々を
どうかお守りくださいますよう・・・」

キジャ
「うむ、もちろんだ・・・しかし婆よ・・・

これは少し飾りすぎではないか・・・?」

婆や
「何をおっしゃいます!
貴方様が美しい事が
里の活力!」

キジャの目の前に雪が舞い始める

2017-01-07-01-49-01

 

”青龍の里”〜シンアとアオ〜

青龍の里には
静かに雪が深々と降る

 

 

”海賊団の船の上”〜ジェハ〜

海賊団は船の上でにぎわっている

船長
「おやジェハ
今夜は待ちで女と遊ぶんじゃないのかい?

ジェハ
「年の終わりは
船長と一杯やりたくてさ」

船長
「どうせ、ふられたんだろ」

ジェハ
「まさか」

 

”旅人”〜ゼノ〜

旅人黄龍は独りの時を生きる年越しを

”風の部族の里”

テウ、ヘンデ、テヨン、皆
寂しそうな表情をしている
風の部族の里

「ハク様帰ってこないね・・・・・・」

「・・・ん」

 

”緋龍城”〜ヨナとハク〜

ハクが持ってきた
甘酒を美味しそうに飲むヨナ

ヨナ
「甘酒・・・
すっごく美味しい」

ハク
「じっちゃんが里を出る時
くれたんです

こんないい酒
風の部族では婚礼の儀でしか
飲めませんよ」

ヨナ
「じゃあ今日だけ私
ハクのお嫁さんね」

酔っぱらったヨナが
ほんのりと紅くなった顔で冗談を言う


ゲホゲホと咳き込むハク

ヨナ
「えっ、ちょっとなによ~
そんなに嫌がらなくても
お嫁さんごっこって話で・・・

ハクー?」

雪がうっすらと緋龍城にも降りはじめる

次回、本編再開です!お楽しみに!

 

 

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